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離婚裁判で父親が親権を取るには

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離婚裁判では、ほとんどのケースで母親に親権が行くと言われていますが、全ての場合において父親が不利になるわけではありません。子供への愛情を裁判所でアピールしていくことが重要です。

離婚裁判で父親が親権を取るには

 

《離婚裁判で親権の争点となるポイント》

離婚裁判に発展した時、父親側が親権を取得することは不利であると言われますが、可愛い我が子と離れたくないという父親側の主張ももちろん当然のことです。しかし両方が親権を望む場合、これが争いの元となっていつまでも裁判の決着がつかないということはよくあるトラブルです。
ではどのようにすれば父親側が親権を取得しやすくなるのでしょうか。
 
まずは親権で争点となるポイントについて理解を深めておくことが大切です。離婚裁判で親権の争点としては、主に以下点が言われています。
 

  • 乳幼児の場合母を優先する
  • 現状どちらが面倒を見ているかを尊重する。
  • 児童(10歳程度以上)の意思を尊重する。
  • 兄弟を分離して養育しない。

 
ただ、父母ともに、子の将来を考えて責任を持って愛することができるという点が前提です。子の親ならば、この点が問題になることはありませんが、離婚してから別のパートナーが現れた場合も考慮して、子の養育責任を持てるかという点を見極めていきます。また親が精神的にも身体的にも健康であることが条件となってきます。
 
まず、ポイントは現状子供がどちらと生活しているかです。既に別居している夫婦の場合には、どちらと暮らしているかが重要なポイントになります。
 
次に親権争いのポイントとなりやすいのが、子の年齢です。特に子が幼い場合は、母親に親権が行くケースが多いので、この点も父親側にとっては不利となる問題です。
また子の意思や、子と過ごす時間、経済力の有無なども争点となります。
 

《父親が親権を取得するためには》

親権争いに発展した場合、母親が別居時に子供を連れて出ていくことが多いため、そのようなケースでは母親側に親権が認められることが多いですが、全てにおいて父親が不利というわけではありません。
 
例えば、離婚裁判で父親に親権を与えたほうが望ましい根拠や、子の将来にとって最適な選択であることを主張すれば、父親が親権を取得するケースもあります。
 
また、経済的に安定していて子を育てられる環境であること、子の将来を考えていることを主張・証明できれば、離婚裁判でアピールポイントとして評価されます。
しかし何より大切なのは、子の幸せを願うということですから、この点を踏まえて賢明な選択をしましょう。
 
 

平成27年3月30日