離婚にまつわるお金の問題について

離婚の段階で一番揉めるのは、お金の問題です。離婚にまつわるお金には、財産分与、年金分割、慰謝料、養育費（子どもがいる場合）などがあります。 慰謝料は離婚の理由によって決まります。

離婚にまつわるお金の問題について

≪離婚のときのお金の重要性≫

離婚するときは、「ともかく別れたい」という気持ちが先立ちます。そうすると、ともすればお金の問題は二の次になりがちです。しかし、お金は大切なものです。
 
実際、いざ離婚という段階で一番揉めるのは、お金の問題です。大抵の場合、離婚前と離婚後では経済生活は大きく変化します。専業主婦や専業主夫の場合、離婚後に経済的に苦しくなる可能性があります。その場合、離婚前と同様の生活水準を維持することは難しいでしょう。
 
また、子どもがいる場合に、子どもを引き取ることになった人にとっても、お金の問題は重大です。財産分与や慰謝料など自分の権利をしっかりと理解し、主張する必要があります。
その為には、準備と心構えが必要です。
 

≪離婚にまつわるお金の問題≫

離婚にまつわるお金というと何を思い浮かべますか？
慰謝料でしょうか？
確かにそれも一つです。しかし、離婚にまつわるお金は、慰謝料だけではありません。離婚する場合に決める必要があるお金の問題には、次のようなものがあります。

• 財産分与
• 年金分割
• 慰謝料
• 養育費（子供がいる場合）

 
このうち財産分与や年金分割は、婚姻関係がある間に夫婦が二人で共に築いた共有財産についての問題です。その為、原則として離婚の理由に関係なく、財産が清算されます。
 
逆にこのうち、離婚の理由によって支払う人や額が大きく違うのは慰謝料です。慰謝料とは、離婚の原因になった事実によって損害を受けた側に対して支払われるお金です。
離婚の原因によって、もらえる場合もあれば、もらえない場合もあります。従って、慰謝料の支払いの有無、金額はケース・バイ・ケースです。